こんにちは。くーちゃんです。
突然ですが、皆さんは暗記が得意ですか?何を隠そうこの私、記憶しておくことが大の苦手でございます。勉強とは異なりますが、パートナーと行ったレストランの名前やそこで何を食べたか、友達との遊びの約束の日時など、どんどん忘れてしまいます。嫌だったことも割とすぐに忘れるので、生きるのも楽ですけどね(笑)。
しかし、そんな私でも英単語は1万語ほど覚えています。これはどれくらいの力かというと、英検1級の1次試験に合格できるくらいのレベルです。記憶に自信のない私がなぜこれほどの量の英単語を覚えることができたのか?これには、からくりがあります。
そこで、今回は英語力の基礎となる単語力を鍛えるための勉強法を紹介したいと思います。
単語暗記は一日ではできない
みなさんは単語を覚えるときにどのような方法を取っているでしょうか?私が単語を全く覚えられなくて苦しんでいたころは、「一日に〇個の単語を覚える」と決めて、毎日決まった数の単語を覚えるようにして勉強していました。
しかし、この勉強法で覚えたはずの英単語をいざ試験問題で目にすると、「この単語、覚えたはずだけど、なんていう意味だったっけ?」という状態になりました。
その単語を勉強した日には、意味を完璧に覚えていました。しかし、試験の日にはその意味を思い出せませんでした。
なぜ、このようなことが起こるのか?その答えは私たちの脳の仕組みにありました。
私たちの脳は、日常でとても多くの情報を扱っています。すべての情報を記憶すると脳がパンクしてしまうので、多くの情報の中から大切なものだけを記憶します。家族や友達の顔や名前・声などは脳が大切だと判断しているので、意識しなくても勝手に覚えているというわけです。
脳に大切な情報だと判断してもらうためには、何度もその情報に触れることが効果的です。家族や友達には、家や学校でほぼ毎日会いますよね?毎日繰り返し同じ情報に触れているので、家族や友達の顔などは勝手に覚えられているということです。
前置きが長くなりましたが、これを単語の暗記ということに当てはめると、前述の私が行っていた勉強法はあまりいい方法ではなかったということが分かります。一日で決まった数の単語を覚えようとしていたので、同じ単語に毎日触れることはなかったからです。
効率的に英単語を覚えるには
では、どのようにすれば効率的に英単語を覚えられるのでしょうか?私がおすすめするのは、以下の手順で暗記する方法です。
繰り返し暗記を行う方法
- 1週間で何個の英単語を覚えるか決める。(体感的に100~200個くらいがおすすめ)
- その週覚えると決めた単語(以下、単語群と呼ぶ)すべての意味とつづり、発音を確認して、音読しながら覚える努力をする。
- 週が変わると、次に覚える単語群を決める。覚える数は1.で決めた数と同じにする。
- 一度暗記し終えた単語群は、1か月後に再び確認し、忘れている単語は覚えなおす。
- 1~4を繰り返す。
以上のサイクルで勉強を回すと、英単語を驚くほど覚えられるようになりました。注意点は、1週間で覚える単語の数を多く設定しないことです。1週間にその週覚えると決めた単語群と復習をする単語群(1か月後の確認分)の暗記を行うので、数の設定を誤ると勉強が大変になります。おすすめは100個~200個としましたが、これ以下でも全く問題ありません。ほかにやることもあると思うので、無理のない範囲で計画を立てましょう。
あらゆる感覚を使って覚える
皆さんは単語暗記の際、どのように覚えているでしょうか?私は体中の感覚を駆使して覚えています。具体的に言うと、覚えたい単語の①音声を聞き②綴りを確認し③紙に書きだして④発音しながら覚えるようにしています。
単語を覚えるために使える感覚は何でも使うということですね。自習室のような静かな空間では、発音しながら覚えることはできませんが…。
私はもともと単語をひたすら紙に書いて暗記する方法を取っていたのですが、この方法ではせっかく覚えた単語も聞き取りで理解できませんでした。そのため、音声を聞きながら自分で発音もしてみて覚えてみるという方法を取りました。その結果、単語の発音を理解できるようにもなり、覚えるスピードも速くなりました。
目的・レベル別単語暗記にお勧めの教材
ここでは、私が使ったことのある教材で、単語暗記にお勧めの教材を目的・レベル別に紹介します。
受験勉強
資格取得(TOEIC・英検)
就職・転職や昇進などで必要となることもあるTOEICや英検といった資格対策用の単語帳は、とても充実しています。資格検定ごとに出やすい単語の傾向が若干異なりますので、取得を目標とする資格対策用のものを利用するといいです。
TOEIC対策用
キクタンシリーズ
TOEIC対策用の単語帳にはキクタンシリーズをお勧めします。キクタンシリーズはTOEICの目標取得点数ごとに発売されており、覚える単語の発音を聞きながら勉強できます。どれにしようか迷っている方には、自信を持ってお勧めできるシリーズです。
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英検対策用
英検の筆記問題では、特に準1級や1級などの上級レベルで語彙力が点数に直結します。そのため、多くの単語が掲載されている単語帳をお勧めします。
パス単シリーズ
パス単シリーズは英検の語彙問題対策の定番です。試験で出る単語のカバー率がとても高いことが特徴で、この単語帳に乗っている単語を覚えるだけで、対応する級の語彙で悩むことはほとんどなくなります。また、個人的にレイアウトが見やすく、勉強しやすかったように感じました。
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キクタンシリーズ
TOEIC対策のおすすめとして紹介したキクタンシリーズですが、英検対策としてもお勧めできます。単語を音楽にのせて暗記していくので、勉強の手軽さではこちらのほうが勝ります。ただし、カバーできる単語の数に関しては前述のパス単シリーズと比べると少なくなることには注意が必要です。金銭的に余裕のある方は、①キクタンシリーズで大まかに単語暗記②パス単シリーズで本腰を入れて暗記という方法を取るとよいと思います。
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まとめ
今回の記事では単語を暗記する方法について紹介しました。いろんな意見があるとは思いますが、個人的には語彙力は語学力の土台であると考えています。土台がしっかりしていないと、その後の学習にも影響が出てきますので、今回紹介した方法を使いつつ効率的に英単語を覚えてくださいね。
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