【必読】単語暗記の心構え

英語学習

外国語を勉強するにあたって、最低限の単語の知識は必須です。

しかし、単語の暗記は地道な作業であるため、苦手な人も多いのではないでしょうか?

私自身、中学生の頃は単語を覚えることが苦手で、「この単語、前にも見たことあるけどどんな意味だったかな・・・」「前に意味を覚えたつもりなのに、今は思い出せない!!」「前に覚えた意味とは違う意味で使われている!!」などの理由で、勉強に嫌気がさしたり、自分に対するイライラが募ったりしたものです。(その結果、中学1年生の1学期の英語のテストで赤点を取ったりもしていましたが・・・笑)

ただ、これらの問題に直面した時でも、以下に紹介する点を意識するだけで、かなり気持ちが楽になります。「勉強を始めたい気持ちはあるけど、勉強してもいまいち身についているかわからない」という方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

以前覚えたはずの単語なのに、意味が思い出せない

以前覚えたはずの単語の意味を思い出せないとストレスを感じますよね。しかし、脳は覚えることと忘れることを日々繰り返しています。下の図は、時間がたつと人はどれくらい忘れるかということを表したグラフです。

これによると、一度覚えたことでも次の日になれば3つに2つは忘れているということになります。

なので、例え一度覚えたつもりの単語の意味を思い出せなくても、自分を責めずに

「まあ、そんなもん。」

と割り切る気持ちが単語暗記を続けるうえで大切です。

ただし、単語の意味をいつまでたっても覚えられなければ、学習が前に進まないのも事実です。

そこで、もう一度下の図をご覧ください。

今度は復習を行うと、どれほど効果があるかということを示した図になっています。

復習をすると、時間がたっても覚えていることの割合が大きく増えていることが分かりますね。

これらのことから、単語を暗記するときは次の点を意識して行うと、学習が進みます。

・忘れることは当たり前のことと思う。

 (一発で覚えられたらラッキーくらいのイメージで)

・同じ単語を何回も覚えようとする(復習する)。

「この単語の意味は何だったかな?」という”出会い”を10回して、その度に意味を調べるとどんな単語の意味でも覚えられるようになる、といったことが書かれた本を読んだことがあります。

私の感覚としても、7~8回”出会った”単語は80%ほど意味を覚えることができていますので、多くの方にも当てはまることではないのかなと感じます。

色んな単語との”出会い”を楽しみながら、学習を続けましょう!!!

なぜ一つの単語で色んな意味を持っていることがあるのか?

英語には一つの単語でたくさんの意味を持つものがあります。

例えば、”gift(ギフト)”という単語。

この単語には、日本語としてもつかわれる、「ギフト・贈り物」という意味のほかにも、「才能」という意味でも使われます。英語の勉強を始めて間もない頃には、なぜこの2つの意味を同じ単語が持っているのかということに悩む方もいることでしょう。

なぜ、このようなことが起こるのか。

それは、日本語の単語と英語の単語では、それぞれの”守備範囲”が異なるからです!!

???

というのが皆さんの反応でしょう。(私はこの”守備範囲”という表現が好きなのですが)

つまり、”gift”という一つの単語に、日本語で言う「贈り物」、「才能」という二つの意味が含まれているということです。

これを見ると「英語はなんて難しいんだ!!」と思う方もいらっしゃると思います。

でも、実は日本語も同じことをやっているんですね。

例えば「きく」という単語について、これにはいろんな意味があります。

「聞く」→hear

「(薬が)効く」→work

「菊(花の種類)」→chrysanthemum

などなど、例を挙げればキリがありません。つまり、こんな感じですね!

このように、日本語と英語では一つの単語でカバーできる意味の範囲が異なると考えておくと、以前覚えた意味と異なる意味が出てきても、すんなりと受け入れられるようになります。

まとめると、一つの単語でたくさんの異なる意味を持つ場合は、変に悩まずに

「日本語と英語では一つの単語の守備範囲が違う」

と考えるようにすると、学習が進みます。

今回は、単語暗記を行う上での心構えについてまとめました。

この記事に対するご意見や「こんなことが知りたい」というご要望がございましたら、お問い合わせフォームへ書き込みいただければと思います。

以上、ありがとうございました!!

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