こんにちは。くーちゃんです。数多くあり英語を勉強している方ならみんなが知っている前置詞。しかしその使い方をマスターできる方はそう多くはありません。今回は前置詞”in”について、そのイメージと使い方について解説したいと思います。
“in”の基本的なイメージ
”in”のイメージは右図のようなものです。中にある・いる、これが”in”が持つ意味の核となるイメージです。次にあげる例文をご覧ください。
“his room” や “Japan” という空間の「中にいる」ということが表されているとわかりますね。
時間を表す”in”の使い方
”in”には後ろに時間表す語句を伴って、「~以内に、~後に」の意味を表す使い方があります。この2つは文脈によって使い分けられます。
例文①では「~以内に」、②では「~後に」の意味で “in” が用いられています。①は基本のイメージから想像しやすい使い方ですが、②の使い方には注意が必要です。
英語を学習したことがある方なら、「あと」という意味を表す言葉に “after”というものがあることを思い出すこともあるかもしれません。しかし、”after”は「物事の順序」を表す言葉です。そのため、「~した後に…する」という場合では”after”を用いますが、「~分後に、~日後に、~年後に」などと言いたい場合に”after”を用いることはできません。
私が留学している際には、誤って”after”を使って「~分後に」などと言おうとしている留学生をたくさん見ましたが、これは誤りです。
“in”を用いた表現いろいろ
”in”の基本となる使い方を学習した次に、ほかの単語と組み合わせた”in”の表現を見ていきましょう。これから紹介する表現は、基本的に「~の中にいる・ある」というイメージから連想することができます。
“drop in”は文脈によっていろんな意味で解釈できるとても面白い表現ですよね。”drop”のイメージは「落ちる、落とす(水滴をボトッと落とす/水滴がボタッと落ちるイメージ)」などですから、”in”と組み合わさると、「ボトっと何かの中に入る/入れる」という感じになります。そのイメージから発展して「書類の空欄などに何かを落とし込んでやる→書き込む」、「理解を自分の中に落とし込む→信じる」、「知り合いなどの家にボトッと入っていく→立ち寄る、押し入る」という具合に変化していくイメージです。
あくまでも私なりの解釈ですが、こうすることで日本語では「書き込む、押し入る、信じる、立ち寄る」という全く異なった意味を持った言葉が、「ボトっと何かの中に入る/入れる」という共通のイメージを持つようになります。
ほかの表現も見てみましょう。
以上のように、「簡単な単語+前置詞」の組み合わせは、その単語の意味のイメージと前置詞のイメージが組み合わさって、いろいろなことを表現できるようになります。英語を話すことに慣れてくれば、単語のイメージをもとに適当に言った一言が、辞書に載っているちゃんとした表現だった、ということも起こりえます(私も経験しました笑)。そのため、前置詞といえども馬鹿にせずにイメージをしっかりつかむようにしてくださいね。
まとめ
今回は前置詞 “in” の基本イメージとその使い方について紹介しました。記事の中でも言ったとおり、前置詞のイメージをつかむことは、英語を話す上でとても役に立ちます。最近はわかりやすい参考書もたくさんあるので、試してみるのもいいでしょう。以下に私がおすすめする文法書を紹介しますので、興味があればお試しください。図解で前置詞のイメージを説明してくれており、かなりわかりやすいです。もちろん文法全般についても学ぶことができます。
|
前置詞のイメージをばっちりつかみたい方のみならず、文法の勉強をする方にも自信を持ってお勧めできる一冊ですので、ご興味のある方は是非お試しください。
それではまた次回~
コメント