【話せる英語】基本動詞の使い方⑦

英語学習

 こんにちは。くーちゃんです。基本動詞を使いこなすシリーズの第七弾をやっていきたいと思います。「基本動詞って何?」という方は以前書いたこちらの記事をご覧ください。

【話せる英語】基本動詞の使い方①
こんにちは。くーちゃんです。 突然ですが、皆さんは英語を話せますか?最近では、帰国子女ではない純日本人でも英語が話せる人が増えてきていますが、まだまだ少ないのが現状です。 なぜ、日本人は英語の勉強を長い間やっているのに、話せるようにならない...

それでは今回も基本動詞の使い方を勉強していきましょう。

基本動詞”come”を使いこなそう!

 今回扱う基本動詞は”come”です。この動詞の意味の基本イメージへ「話題の中心へ向かってくる」というイメージです。単に「来る」という意味で覚えている方も多いと思いますが、あくまでも基本の意味は「話題の中心へ向かってくる」です。次に紹介する例文は、すべてこのイメージからくるものです。

例文

①He came to my house yesterday.  彼は昨日私の家に来ました。
②Big money came from the business. そのビジネスはもうかった。
③Safety comes first in the job.    その仕事では安全が一番大切だ。

②は「大きいお金がそのビジネスから向かってきた」→「そのビジネスはもうかった」となり、③は「その仕事では安全が一番にくる」→「その仕事では安全が一番大切だ」という意味になります。

“come”の意味の基本イメージが分かったところで、次に前置詞等との組み合わせを見ていきましょう!

come to

 到着地点を表す”to”と組み合わせて”come to”とすることで「~に来る」という意味になります。先に紹介した例文の①で用いられていますね。

この”come to”の後には、物理的な場所を表す単語のほかにも、抽象的なものを到着点にすることができます。

表現

①come to an end  終わる、尽きる、打ち切る
②come to a conclusion 結論をくだす(※ conclusion 結論)
③come to an agreement 話がまとまる、合意に達する
④come to nothing 無駄になる、水の泡になる

例文

①The discussion came to an end.  議論は終わった。
②Big money came from the business. そのビジネスはもうかった。
③Safety comes first in the job.    その仕事では安全が一番大切だ。
④All his effort to go out with her came to nothing.  
     彼女と付き合うための彼のすべての努力は無駄になった。

come out

 「外に」を表す”out”と組み合わせて”come out”とすると、「出てくる」という意味になります。これが転じて、「(本などが)出版される」「(花が)咲く」「(秘密などが)知られる、暴露される」といったような意味で用いることが出てきます。これらの意味はすべて「世の中に出てくる」という意味から派生したものです。

例文

①The book came out two years ago.  その本は2年前に出版された。
②The secret came out accidentally.  その秘密は不意に知られてしまった。

come down

 「下へ」を表す”down”と組み合わせて”come down”とすることで、「(高いところなどから)下りてくる」という意味で用いることができます。「(建造物・樹木などが)倒れる」という意味でも用いることができます。

例文

①She came down from the upstairs.  彼女が上の階から降りてきた。
②The house came down because of the earthquake. その家は地震で倒れてしまった。

さらに”come down with”とすることで、「(病気など)にかかる」という意味で使えます。

例文

①He came down with flu last week. 彼は先週インフルエンザにかかった。

come up to

 「上へ」を示す”up”、到達点を示す”to”と組み合わせて”come up to”とすることで、「何かが一定の地点まで上がってくる」ということを表します。これを物理的に上がってくるという意味で用いれば、「水位などが上がってくる」、比喩的な意味で用いれば「基準に達する(基準まで上がってくる)」という意味になります。

例文

①The water level came up to the second floor of our house because of the heavy rain.
 激しい雨の影響で、水位が私たちの家の2階まで上がってきた。
②The quality of the product came up to the standard because all the workers worked hard.
 従業員がみな一生懸命働いたので、その製品の品質は基準に達した。

come off

 「離れて、それて、ずれて」などの分離を表す”off”と組み合わせて”come off”とすることで、「ボタンなどが取れる」「シミなどが取れる」「塗装などがはがれる」という「元あった場所から離れる/とれる」という意味を表します。

例文

①Hey, a button is coming off. あ、ボタンが取れかかってるよ。 
②The coating of the car has come off. その車の塗装ははがれてしまっている。

まだまだあります!”come”の使い方

 今回は”come”の使い方について説明しました。記事の中で紹介したもののほかにも、”come”にはたくさんの使い方があります。英語を勉強し始めたばかりの人でも知っているような単語ほど、たくさんの使い方があることに、私自身いつも驚かされます。
 今回の記事を読んで基本動詞に興味を持った方は、ぜひ辞書で気になる基本動詞の使い方を確認してみてください。使い道の多さに驚くと思います。そして、辞書に載っている例文を参考に、その使い方をマスターしてください。そうすることで、英会話力が驚くほど上がります。

 辞書の例文を参考にご自身で新しい文を作って何度も練習する、ということが面倒だと感じる方は、お勧めの書籍を紹介しますので、よろしければご利用ください。基本動詞についての丁寧な解説と、たくさんの例文が載っている本ですので、この本に沿って基本動詞を学習すれば、英会話力はかなりアップすると思います。

それでは今回はこのあたりで。次回も基本動詞について説明しようと思います。ではでは~

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