【話せる英語】基本動詞の使い方⑥

英語学習

 こんにちは。くーちゃんです。基本動詞を使いこなすシリーズの第六弾をやっていきたいと思います。「基本動詞って何?」という方は以前書いたこちらの記事をご覧ください。

【話せる英語】基本動詞の使い方①
こんにちは。くーちゃんです。 突然ですが、皆さんは英語を話せますか?最近では、帰国子女ではない純日本人でも英語が話せる人が増えてきていますが、まだまだ少ないのが現状です。 なぜ、日本人は英語の勉強を長い間やっているのに、話せるようにならない...

それでは今回も基本動詞の使い方を勉強していきましょう。

基本動詞”put”を使いこなそう!

 今回紹介する基本動詞は”put”です。基本的な意味のイメージは「どこかに何かをポンとおく」です。単独で用いられると「~を置く」という意味になるのはご存じのとおりです。この”put”は前置詞等と結びついて様々な意味になります。

put into

 ”into”「~の中へ」と組み合わせて、”put into”「入れる」という意味で用いることができます。

  He put bread into the basket. 彼はかごの中にパンを入れた。

また、この表現は比喩的に用いることもできます。比喩的に用いた例は以下のようになります。

  He is good at putting what he feels into words. 彼は感じたことを言葉にするのが得意です。

put on

「~と接触して」という意味を持つ”on”と組み合わさることで、様々な意味を表すことができます。なかなか一つの日本語で”put on”の意味を表すことは難しいのですが、意味のイメージは「(ものなどを)ポンっと置いて~に接触させる」といった具合です。以下に例文を書きますので、イメージをつかんでみてください。

  put the book on the desk  本を机の上に置く

  put the kettle on the fire やかんを火にかける

また、この表現も抽象的・比喩的に用いることができます。

  The goverment put pressure on the activist. 政府はその活動家に圧力をかけた。

さらに、”put on”には「~を身に着ける」という意味があります。これは必ず覚えてほしい表現です。なお、身に着けるものが服の場合は「~を着る」、帽子などの場合は「~をかぶる」、靴の場合は「~をはく」といったように、身に着けるののであればこれ一つでカバーできます。

  He put on a gray jacket. 彼はグレーの上着を着た。

  I put a white hat on before I went out. 私は出かける前に白い帽子をかぶった。

ちなみに、2つ目の例文のように身に着けるものを”put”と”on”の間に置くこともできます。

put away

 「離れて」という意味を表す”away”と組み合わせて”put away”とすることで、「遠く離れたところに置く」→「片づける、しまう」という意味になります。

  He told his daughter to put away her toys. 彼は娘におもちゃを片付けるように言った。

また、「遠く離れたところに置く」のイメージが変化して、「将来に使うなどのためにお金を取っておく」→「貯める」という意味でも用いられます。

  She puts away some money for the future. 彼女は将来のためにお金をためている。

さらに「遠く離れたところに置く」のイメージから、「(考えなど)を放棄する、捨てる」という意味にも変化します。

  You should put away the prejudice. その偏見は捨てたほうがいいですよ。

put up / put down

 「上へ」を表す”up”と組み合わせて”put up”とすることで、「上へポンっ」のイメージから「~を上げる」「(旗など)をあげる」「(広告など)を張り出す」という意味になります。

  I put up my hand and asked a question. 私は手を上げて質問した。

  The man put up a flag. その男性は旗を揚げた。

  The company put up a notice. その会社は告知を張り出した。

また、同じく「上へポンっ」のイメージから「横に寝ているものを縦にたてる」というイメージへとつながり、そこから「立てる、建てる、起こす」というような行為を表す言葉として用いられます。

  Construction workers put up a sign. 建設作業員は看板を立てた。

  He can put up a tent quickly. 彼は素早くテントを張れる。

一方、”up”の反対語の”down”と組み合わせて”put down”とすると、「下にポンっ」のイメージから「下に置く、下ろす」や「(メモなどを)書き留める、書きつける」という意味に転じていきます。

  He put down a box on the table. 彼はテーブルの上の箱を下におろした。

  I put down the shop’s adress not to forget. 私はそのお店の住所を忘れないよう書き留めた。

put off

  「離れて、ずれて」など「分離」を意味する”off”と組み合わせ、”put off”とすることで「元あるところからずれたところにポンっ」→「(予定・期日など)を延期する」という意味を表せます。

  You can’t put off the deadline of this job. この仕事の締め切りを延ばすことはできないよ。

まだまだある”put”の使い方

 今回は基本動詞”put”の使い方についてみてきましたが、いかがでしたか?今回紹介した表現のほかにも”put”は用いられます。興味が出てきた方はご自身で”put”と調べていただけると、様々な”put”の使い方を学ぶことができますので、ぜひ調べてみてくださいね。また、すべての用法の根元には「どこかに何かをポンっ」のイメージがあるということを意識してください。これだけで、様々な用法に対する理解が早まります。

 また、基本動詞を使いこなすことに興味が出てきた方には、以下の書籍をおすすめします。今回紹介した”put”を含め、たくさんの基本動詞の使い方を練習することができます。

基本動詞の使い方をマスターして、楽しい英語の世界に使ってくださいね。それでは、今回はこのあたりで。

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