こんにちは。くーちゃんです。基本動詞を使いこなすシリーズの第六弾をやっていきたいと思います。「基本動詞って何?」という方は以前書いたこちらの記事をご覧ください。
それでは今回も基本動詞の使い方を勉強していきましょう。
基本動詞”put”を使いこなそう!
今回紹介する基本動詞は”put”です。基本的な意味のイメージは「どこかに何かをポンとおく」です。単独で用いられると「~を置く」という意味になるのはご存じのとおりです。この”put”は前置詞等と結びついて様々な意味になります。
put into
”into”「~の中へ」と組み合わせて、”put into”「入れる」という意味で用いることができます。
He put bread into the basket. 彼はかごの中にパンを入れた。
また、この表現は比喩的に用いることもできます。比喩的に用いた例は以下のようになります。
He is good at putting what he feels into words. 彼は感じたことを言葉にするのが得意です。
put on
「~と接触して」という意味を持つ”on”と組み合わさることで、様々な意味を表すことができます。なかなか一つの日本語で”put on”の意味を表すことは難しいのですが、意味のイメージは「(ものなどを)ポンっと置いて~に接触させる」といった具合です。以下に例文を書きますので、イメージをつかんでみてください。
put the book on the desk 本を机の上に置く
put the kettle on the fire やかんを火にかける
また、この表現も抽象的・比喩的に用いることができます。
The goverment put pressure on the activist. 政府はその活動家に圧力をかけた。
さらに、”put on”には「~を身に着ける」という意味があります。これは必ず覚えてほしい表現です。なお、身に着けるものが服の場合は「~を着る」、帽子などの場合は「~をかぶる」、靴の場合は「~をはく」といったように、身に着けるののであればこれ一つでカバーできます。
He put on a gray jacket. 彼はグレーの上着を着た。
I put a white hat on before I went out. 私は出かける前に白い帽子をかぶった。
ちなみに、2つ目の例文のように身に着けるものを”put”と”on”の間に置くこともできます。
put away
「離れて」という意味を表す”away”と組み合わせて”put away”とすることで、「遠く離れたところに置く」→「片づける、しまう」という意味になります。
He told his daughter to put away her toys. 彼は娘におもちゃを片付けるように言った。
また、「遠く離れたところに置く」のイメージが変化して、「将来に使うなどのためにお金を取っておく」→「貯める」という意味でも用いられます。
She puts away some money for the future. 彼女は将来のためにお金をためている。
さらに「遠く離れたところに置く」のイメージから、「(考えなど)を放棄する、捨てる」という意味にも変化します。
You should put away the prejudice. その偏見は捨てたほうがいいですよ。
put up / put down
「上へ」を表す”up”と組み合わせて”put up”とすることで、「上へポンっ」のイメージから「~を上げる」「(旗など)をあげる」「(広告など)を張り出す」という意味になります。
I put up my hand and asked a question. 私は手を上げて質問した。
The man put up a flag. その男性は旗を揚げた。
The company put up a notice. その会社は告知を張り出した。
また、同じく「上へポンっ」のイメージから「横に寝ているものを縦にたてる」というイメージへとつながり、そこから「立てる、建てる、起こす」というような行為を表す言葉として用いられます。
Construction workers put up a sign. 建設作業員は看板を立てた。
He can put up a tent quickly. 彼は素早くテントを張れる。
一方、”up”の反対語の”down”と組み合わせて”put down”とすると、「下にポンっ」のイメージから「下に置く、下ろす」や「(メモなどを)書き留める、書きつける」という意味に転じていきます。
He put down a box on the table. 彼はテーブルの上の箱を下におろした。
I put down the shop’s adress not to forget. 私はそのお店の住所を忘れないよう書き留めた。
put off
「離れて、ずれて」など「分離」を意味する”off”と組み合わせ、”put off”とすることで「元あるところからずれたところにポンっ」→「(予定・期日など)を延期する」という意味を表せます。
You can’t put off the deadline of this job. この仕事の締め切りを延ばすことはできないよ。
まだまだある”put”の使い方
今回は基本動詞”put”の使い方についてみてきましたが、いかがでしたか?今回紹介した表現のほかにも”put”は用いられます。興味が出てきた方はご自身で”put”と調べていただけると、様々な”put”の使い方を学ぶことができますので、ぜひ調べてみてくださいね。また、すべての用法の根元には「どこかに何かをポンっ」のイメージがあるということを意識してください。これだけで、様々な用法に対する理解が早まります。
また、基本動詞を使いこなすことに興味が出てきた方には、以下の書籍をおすすめします。今回紹介した”put”を含め、たくさんの基本動詞の使い方を練習することができます。
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基本動詞の使い方をマスターして、楽しい英語の世界に使ってくださいね。それでは、今回はこのあたりで。
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