【話せる英語】基本動詞の使い方⑤

英語学習

 

 こんにちは。くーちゃんです。基本動詞を使いこなすシリーズの第五弾をやっていきたいと思います。「基本動詞って何?」という方は以前書いたこちらの記事をご覧ください。

【話せる英語】基本動詞の使い方①
こんにちは。くーちゃんです。 突然ですが、皆さんは英語を話せますか?最近では、帰国子女ではない純日本人でも英語が話せる人が増えてきていますが、まだまだ少ないのが現状です。 なぜ、日本人は英語の勉強を長い間やっているのに、話せるようにならない...

それでは今回も基本動詞の使い方を勉強していきましょう。

基本動詞”give”を使いこなそう!

 今回紹介する基本動詞は”give”です。この単語の核となる意味のイメージは、「自分から何かを出す」です。皆さんに一番なじみのある意味は「与える」ですね。

 I gave him a present for his birthday. 私は彼の誕生日にプレゼントをあげた。

このほかにも、以下のような使い方ができます。

 give a ride 「車などに乗せてあげる」   give a cold 「風邪をうつす」

 give a shock 「衝撃を与える」  give a cough 「咳をする」

 give a hand 「手を貸す」  give a presentation 「プレゼンテーションをする」 など

このように、”give + 名詞”で本当に様々なことを表すことができます。ただし、いずれも「自分から何かを出す」というイメージに沿っていることを確認しておいてください。

“give”の基本的な使い方が理解できたら、前置詞等と組み合わせた表現を見ていきましょう。

give out

 ”out”「外へ」と組み合わせることで、”give out” 「外へ出す」「配る」という意味になります。

 He gave out brochure at the entrance. 彼は入り口でパンフレットを配った。

「情報や事実などを外へ出す」→「発表する」という意味でも用いられます。

 The company should give out the fact. その会社は本当のことを発表するべきだ。

“out”には「なくなって」「尽きて」という意味もありますので、”give out”で「なくなる、尽きる」という意味を表すこともできます。また、機械や体などを使いすぎて「ダメになった」というような意味でも使えます。

 The engine has given out. エンジンがダメになってしまった。

 His patience has given out. 彼の忍耐は尽きてしまった。

give away

 「遠く、離れて」という意味の”away”と組み合わせて。”give away”「(無償で)与える、寄付する」という意味で使うことができます。

 He gave away a lot of books to poor children. 彼は貧しい子らにたくさん本をあげた。

このことから派生して、「秘密などを漏らす」という意味でも用いられます。

 He carelessly gave away the secret. 彼はうっかりその秘密を漏らしてしまった。

give back

 「(もとの場所などへ)戻って」という意味を表す”back”と結びつくことで、「~を返す」という意味で用いることができます。私は、この表現をカナダ留学中に現地の方から教えてもらいました。日常会話でよく使われる表現です。

 You have to give back what you borrowed. 借りたものは返さないといけません。

「~に…を返す」と言いたい場合は、以下の2パターンで言うことができます。

 I gave him back the book. 私はその本を彼に返しました。

 I gave back the book to him. 私はその本を彼に返しました。

「返す人を表す言葉」を”give”と”back”の間に入れてあげるか、「返すもの」の後に”to + 返す人を表す言葉”を置いてあげるかの2パターンです。

まだまだある”give”を使った表現

 今回は”give”を使った表現を見てきました。ほかの基本動詞の例にもれず、”give”もまだまだ使い道がたくさんあります。いろいろな使い方を覚えるのは骨が折れますが、一度その使い方を身に着けるとたくさんのことを言い表せるようになり、英会話力がグッと上がります。

 私がカナダに留学した当初は、基本動詞の使い方が全く分かっておらず、かなり難しい英単語を使おうとしていました。しかし、ある日ヨーロッパや中南米から留学してきている留学生が基本動詞をうまく使いこなして、自分が伝えたいことをどんどん表現していることに気づき、それを真似するようにしました。そうすると、すらすらと自分の言いたいことを伝えられるようになったことを今でも覚えています。

 皆さんも基本動詞の使い方を覚えていけば、どんどん英語で自己表現ができるようになっていくことを実感できるはずです。基本動詞の使い方を覚えることは、高額な英会話教室に通わなくても、インターネット辞書などで使い方を調べて、例文を口に出して覚えることで誰にでもできます。ぜひ学習を続けて楽しく、コスパよく英語の世界へ飛び込んでいってください。

 最後に、私が基本動詞の使い方を勉強するために用いた参考書を紹介したいと思います。この本は、例文が豊富で、基本動詞一つに対して、様々な使い方を練習することができます。この本を用いれば、より効率的に学習を進めることができますので、気になる方は是非ご利用ください。

それでは、また次回もよろしくお願いします。

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