【英語がわかるようになる!】基本文型のすすめ

英語学習

 英語をすらすらと理解できるようになるためにはどうすればいいのでしょうか?私がお勧めするのは、英語の基本文型を理解することです。英語の単語をどのように並べればいいのかわからないという方や、長い文章を理解するのに時間がかかるという方は、ぜひ今回の記事を読んでみてください。

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英語の基本文型とは?

 私は毎日、学校に行きます。

皆さんは上の日本語文を見て、「誰が」「いつ」「何をする」のかわかりますか?「誰が」=「私」、「いつ」=「毎日」、「何をする」=「学校に行く」ですね!

これを英語に訳すと、次のようになります。

 I go to school every day.

この2つの文を比べると、日本語→英語で単語が並ぶ順番が変わっているところがあります。また、日本語には「私」の後に「は」を言う言葉が入り、「誰」が「学校に行く」のかを表しています。

なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?それは、英語が単語の並び順が大切な言語であることに対して、日本語は「を」「は」などが文を作るうえで大切な言語であることによります。

英語と日本語では大切なものが違うということですね。

英語は単語の並ぶ順番がとても大切である言語なので、この「並び順」を理解していると、英文を読んだとき・聞いたときの理解力が大きく上がります。また、英語を話したり書いたりするときにも、この「並び順」のルールに沿って単語を並べていきます。

何が言いたいかというと、英語の「並び順」をきちんと理解することは、英語を話す、聞く、読む、書くの全てにおいてとても大事ということです。

英語を勉強するうえでまず初めに理解しておくべき「並び順」のルールは4つほどあるのですが、先に紹介した ” I go to school every day. “ のような最も基礎となるものが、「基本文型」と呼ばれるものです。基本文型には大きく4つの型があります。

基本文型①:他動型

 一つ目の基本文型は「他動型」です。他動型の語順は以下の通りです。

 主語(誰が・何が) + 動詞 (何をするか) + 目的語

 ”I go to school.” という文を例にとってみると、①主語→ I(私) ②動詞→ go to(行きます) ③目的語= school(学校)という具合になります。人や物を表す言葉は “I (=私)” と “school(=学校)”の二つがありますが、文の始めに “I” が来て、動詞の後に “school” が来ているので、「他動型」の順番のルールから「私は学校に行きます。」という意味になります。

仮に “I” と “school” の順番が逆になると、「学校は私に行きます。」という不思議な文章が誕生してしまいます。

英語は日本語の「を」「は」に該当する言葉がない代わりに、「単語を並べる順番」が「を」「は」の役割を果たしているのです。

基本文型②:自動型

 二つ目の基本文型は「自動型」です。自動型の語順は以下の通りです。

 主語(誰が・何が) + 動詞 (何をするか)

見てわかる通り、自動型は他動型から目的語を省いたものになります。他動型が「何かに何かをする」という、ほかのものに影響を与える意味になることに対して、自動型は「誰か(何か)が何かをする」という意味になります。

多くの動詞は「他動型」「自動型」のどちらの方法でも使うことができます。そして、どちらの型で使われるかによって少し意味が変わってきます。

例えば、”walk”(歩く)という単語については、以下のように用いられます。

例文

 I walk every day.  私は毎日歩きます。 (自動型)
 I walk my dog every day. 私は毎日犬を散歩させます。 (他動型)

自動型では「歩く」という”walk”の意味ですが、他動型では「~を歩かせる→(犬など)を散歩させる」という意味で用いられます。

動詞の後に目的語がなければ自動型、目的語があれば他動型となり、自動型は「~する」、他動型は「~させる」という意味になるということです。

基本文型③:説明型

 三つ目の基本文型は「説明型」です。説明型の語順は以下の通りです。

 主語(誰が・何が) + 動詞 (何をするか) + 説明語句

具体的な例は、以下のようなものです。

例文

 I think he did his best.  彼はやれるだけやったと(私は)思うよ。

①主語→ “I” ②動詞→ “think (=思う)” ③説明語句→ “he did his best (=彼は最善を尽くした)” となります。主語・動詞で「誰が」「どうするのか」ということを表し、動詞の後に「どう思ったのか」という内容をそえています。

英語では「誰が」「どうする」ということを文の先頭で言ってしまってから、具体的な説明はその後ろに置くということが基本のルールです。

個人的には、説明型はこの基本ルールがよく表れていてとても好きです。

基本文型④:授与型

 基本文型の四つ目は、「授与型」です。授与型の語順は以下の通りです。

 主語(誰が・何が) + 動詞 (何をするか) + 目的語1 + 目的語2

授与型には目的語が2つあり、基本的に目的語1には人や物が、目的語2には物が来ます。例文を見てみましょう。

例文

   He gave her a present.   彼は彼女にプレゼントをあげた。

①主語→ “He” ②動詞→ “gave” ③目的語1→ “her” ④目的語2→ ” a present” となります。

授与型を使うことができる動詞と使うことができない動詞があることには注意をしてください。授与型を使うことができる動詞の代表は、例文で用いた”give”や”get”などです。経験上、「誰かに何かをあげる」というような意味を持つ動詞が多いような気がします。

基本文型を含めた英文法のおすすめ参考書

 以上、基本文型について説明してきました。基本文型は英文法学習の入口です。文法を感覚的に理解することで、どんなに長い文が出てきてもすらすらと意味が分かるようになります。当ブログでは、今後も英文法に関する事項を発信していく予定ですが、「ブログの更新なんて待ってられない!」という方に、英文法を学習するにあたってのおすすめ参考書を紹介します。

この記事を書くにあたっても大いに参考にさせていただいており、非常に解説が分かりやすいので、受験対策であれ資格対策であれ文法の勉強はこの参考書を使われることをお勧めします。

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まとめ

 今回は、英語の基礎の基礎である基本文型について説明しました。おろそかにされることも多いのではないかという基本文型ですが、私のような日本で生まれ育った英語学習者は理解しておくメリットは多いように感じます。基本文型を理解しておくことで、英単語を並べるカンが身につき、英会話や英語の読み書きをする際にとても役に立つのです。

それではまた次回

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