こんにちは。くーちゃんです。英語ができれば就職に有利と言われ始めて久しいですが、いざ勉強を始めようと思うとしり込みしてしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は英語が大の苦手であったのにもかかわらず、TOEICで900点越えを果たした私が行ってきた勉強法を紹介したいと思います。なお、表題にもある通り、今回の記事ではTOEICを受験したことがない方や、スコアが500点くらいまでの方を対象にしています。また、勉強を進めるうえで大切な心構えについてまとめていますので、具体的な勉強方法についてはこちらの記事をご覧ください。
このレベルの学習者にとって大切なこと
このレベルの学習者にとって特に大切なこととして、以下の3点を挙げます。
- 語彙力をつける
- 学習を続ける癖をつける
- 集中力と問題を解く体力をつける
それぞれについて説明します。
語彙力をつける
このレベルの学習者の方が初めに直面する問題として、試験問題で出てくる単語のうち、意味が分からないものが多くあるということが挙げられます。英語の学習に慣れてくると、一文につき1,2個意味が分からない単語が出てきても文の内容を理解することができます。しかし、TOEICで500点に届かないスコアを取得している段階で文の内容を推測することは難しいです。そのため、まずは英文理解の基礎となる単語力を身につけましょう。
単語の勉強には市販の単語集が役に立ちますので、ご自身にあった単語帳をご利用になって学習を進めるようにしましょう。どの単語集がいいかわからない場合は、私が気に入っているキクタンシリーズのリンクを貼っておきますので、一度利用してみてください。
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学習を続ける癖をつける
英語の学習に持って生まれたIQはあまり関係ありません。肝心なことは、いかに学習を長期間続けることができるかということです。日々の生活や人付き合いなどでお忙しい方も多いとは思いますが、少なくてもいいので日々勉強の時間を取るようにしましょう。
理想は毎日英語を勉強する時間を取ることですが、一週間のうち3~4日、1日当たり15分くらい勉強の時間を取れたら、自分をほめてあげましょう。
完璧を求めず、適度に自分に逃げ道を作ってあげることが、長く勉強を続けるコツです。
ちなみに、本当に忙しい時は、英語の本を開いて単語を眺めるだけでも勉強したものとしてOKです。とにもかくにも、英語と接点を持つ生活をしましょう。
私はこの方法で英語の勉強を10年以上続けることができています。
集中力と問題を解く体力をつける
TOEICの試験は、2時間休憩なしで問題を解き続けるものです。そのため、問題を解こうとする集中力と、問題を解く体力がないと、普段は解ける問題でも試験本番では間違えてしまったということになりかねません。
上で説明した方法により、学習を習慣化することができれば、次は勉強している間は勉強に100%集中することを意識して勉強するようにしてみてください。意識することで、集中力を鍛えることができます。
問題を解く体力をつけるには、やはり長時間問題を解くことを意識しながら勉強し続けることが一番のトレーニングになります。予定のない休日で気が向いた日に取り組んでみるとよいでしょう。
項目別おすすめの対策法
TOEICの試験問題はPart1~Part7までの7つのパートに分かれています。このうちPart1~Part4はリスニング問題、Part5~Part7はリーディング問題です。
以下、こちらの記事で対象としているTOEICスコアが500点くらいまでの方におすすめの勉強法を、各パートごとに説明します。また、私がおすすめする参考書もご紹介します。
Part1~Part4(リスニング問題)の勉強法
このレベルの学習者にとって、TOEICのリスニング問題で話される英語は、「早すぎて何を言っているのかわからない!!」といった風に聞こえるでしょう。その状態から、ある程度の聞き取り力を身に着けるためには、「オーバーラッピング」という勉強法が有効です。
この勉強法は、簡単に言うとリスニングの音声を自分で真似してみるというものです。真似をしているうちにリスニングの音声が何と言っているか聞こえるようになります。この勉強法を実施するために必要なものと勉強の進め方は、
- TOEICのリスニング問題が練習できる参考書を一冊用意する。(音声とスクリプト付きのもの)※スクリプトとは、読み上げられる英語音声の原稿のことです。
- 英語音声をスクリプトを見ながら聞く。
- スクリプトの中にわからない単語がある場合は発音と意味を調べる。
- 英語音声をスクリプトを見ながら聞き、流れてきた音声を声に出して真似する。この時、音声のスピードについていけるように真似すること。
このような順番で行います。なお、音声が速すぎてついていけない場合は音声の再生速度を落として、慣れてきたらスピードを徐々に上げていくようにします。
この勉強法は少し難易度が高いと感じることもありますが、かなり効果の高い勉強法です。この勉強だけ行っていれば、リスニングの点数はかなり伸びます。
Part5の勉強法
Part5は、短い文の空欄を埋めるものです。このPartで重要なのは語彙力と文法理解です。語彙力をつけるために、市販の単語帳やTOEIC用の問題集で出てきた単語を覚えるようにしましょう。先ほども紹介しましたが、私はキクタンシリーズがとてもはまりましたので、何から手を付けていいのかわからない方には一度試してみることをお勧めします。
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もう一つの対策ポイントである文法については、問題集に頼るのがいいです。問題集は、解説がしっかりと書いてあるものを選びましょう。はじめは解けない問題が多いと思いますが、ご自身が間違えた問題については解説を読み込みましょう。
問題集は間違えた問題を中心にやりこむことが大切です。自信をもって回答できるようになるまで何度も同じ問題に取り組みましょう。
私が勉強に使った中で、一番解説が豊富だったものもを紹介します。私はこの問題集を5周したことで、文法問題の正答率が9割ほどになりました。
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Part6の勉強法
Part6は長文に空欄が空いており、その空欄に合う答えを選択肢から選ぶような問題です。この形式の問題を解くためには、基本的にはPart5の時と同様、語彙力と文法力が必要なのですが、プラスアルファで長文読解力をも必要となります。空欄の前後の話の流れから、意味がつながり文法的にも正しい選択肢を選ぶ必要があるからです。
このパートの対策にはPart5の対策で用いた語彙・文法力の強化に加えて、長文形式の問題をたくさん解く練習をする必要があります。正直に言うと、長文読解系の問題は英語力だけでなく国語力も必要だと感じています。前後の文から話の流れをつかみ、適切な言葉を選ぶという動作をするためには、「話の流れをつかむ」ということができなければなりません。私は学生時代、国語が苦手だったので、文章の話の流れをつかむことが苦手だったので、このパートと後述のPart7の対策には苦労しました。
ですが、気長に取り組めば必ずできるようになりますので、皆さんも問題を繰り返し読み、間違えた問題は解説を読むという勉強を繰り返してください。この単純な勉強を繰り返せば、必ず実力はついてきます。
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Part7の勉強法
Part7は完全な長文読解問題です。長い文章を読んで、その文章に関連する問題を解くというものです。TOEICのスコアが400点台だったころの私は、このパートが大の苦手でした。何といってもその文章量に圧倒されていた記憶があります。圧倒的に回答時間が足りませんでした。
率直に言うと、この記事の対象としているスコア500点までのレベルでは、Part7の問題をすべて解ききることはできません。私は数年前に780点くらいのレベルでしたが、その時ですらPart7をすべて解くことはできませんでした。
逆に言うと、全問解けなくても500点は十分に突破可能であるということです。
最初は長文問題を解くことに慣れ、その後回答スピードを上げるように努めましょう。長文問題を解くテクニックを紹介する商品が多くありますが、個人的にはお勧めしません。地道なように思えても、何度も長文を読む練習をして読む体力と理解力を身に着けるほうが、結局英語の上達は早いように思います。テクニックの勉強をするより、英語力が身についていることを実感できるほうが楽しいですしね(笑)。
最後に、私が勉強に用いた参考書を紹介します。あくまでも一例なので、本屋に行き、中身をのぞいてこれだというものを選んで、繰り返し学習することをお勧めします。
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まとめ
今回はTOEIC未受験者や取得スコアが500点くらいまでの方を対象に、勉強を進めるうえで大切なことをまとめました。このレベルの方はとにかく基礎力をつけることと学習を続けることが大切です。
世の中には、TOEICの解法テクニックで500点突破を目指すようなやり方も出回っていますが、使える英語を身に着けるという意味でも、私は基礎力をつけるための勉強を皆さんにしてほしいと思います。
また、すべてのPartの勉強法について説明しましたが、特に重要なのは①語彙力をつける②学習を継続するということです。
ただし、まじめになりすぎて勉強をすることが嫌になってはいけませんので、勉強しているご自身をほめてあげながら継続することを意識してください。
それでは、皆さん楽しく英語の学習を続けてください~。
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